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ClaudeでCSVを集計する方法|予約・売上データを分析する手順と指示文
この記事の要点
- ClaudeでCSVを集計するには、コード実行とファイル作成の機能をオンにし、CSVをアップロードして集計の条件と出力の形を指示します。
- 集計の前に「列の意味の確認」をClaudeにさせると、数え間違いや単位の取り違えを防げます。
- 結果は表・グラフ・Excelファイルで受け取れるため、そのまま社内の報告に使えます。
予約管理や会計、問い合わせフォームなどから書き出したCSV(カンマで区切った表形式のデータ)を、毎回表計算ソフトで並べ替えて集計している担当者は多いと思います。列が多いデータや、月別・経路別といった複数の切り口で見たいときは、手作業では時間がかかり、数え間違いも起こりがちです。この記事では、ClaudeにCSVを読み込ませて集計・分析し、表やExcelファイルで受け取るまでの具体的な手順と、そのまま使える指示文を紹介します。
ClaudeでのCSV集計とは?できること
ClaudeでのCSV集計とは、アップロードしたCSVをClaudeがプログラム(Python)を書いて実行し、合計・平均・件数・クロス集計などを計算して結果を返すことです。計算はClaudeが文章で推測するのではなく、コードを実行して行うため、行数の多いデータでも同じ条件で集計できます。結果は画面上の表のほか、グラフ画像やExcelファイルとしても受け取れます(Claude公式ヘルプ:ファイルの作成と編集)。
準備するもの
準備するのは、ファイルを扱える設定にしたClaude、集計したいCSV、そして集計の条件を書いたメモです。
| 準備するもの | 内容 |
|---|---|
| Claudeのプラン | コード実行とファイル作成の機能はFree・Pro・Max・Team・Enterpriseで使えます。Team・Enterpriseでは組織の管理者の設定に従います |
| 機能の設定 | 「Settings」→「Capabilities」で「Code execution and file creation」をオンにします |
| CSVファイル | 予約管理・会計ソフト・問い合わせフォームなどから書き出したもの。1行目が列名になっている形が扱いやすくなります |
| 集計の条件メモ | 期間、数える対象(キャンセルを含むかなど)、切り口(月別・経路別など)を文章で書いたもの |
| 担当者 | 集計結果の一部を元のデータと照らし合わせて確認する人 |
設定の手順
手順は、機能をオンにする、CSVを渡す、列を確認させる、集計させる、受け取る、の順です。
- Claudeの「Settings」を開き、「Capabilities」で「Code execution and file creation」がオンになっているか確認します。
- 集計したいシステムからCSVを書き出し、個人名や電話番号など集計に不要な列を削ります。
- 新しい会話を開き、入力欄の左下の「+」から「Add files or photos」を選んでCSVを添付します(公式ヘルプ:ファイルのアップロード)。
- まず「列名と各列の意味、データ型、空欄の数を一覧にしてください」と指示し、集計はまださせません。
- 返ってきた一覧を見て、列の意味の取り違えがあれば訂正します。
- 後述の指示文を貼り付け、集計の条件と出力の形を伝えます。
- 結果の表を確認し、合計値など1〜2か所を元のデータと照らし合わせます。
- 問題がなければ「この結果をExcelファイルで出力してください」と指示し、ファイルをダウンロードします。
そのまま使える指示文の例
次の指示文は、予約データのCSVを月別・経路別に集計する例です。列名や条件は自社のデータに合わせて書き換えてください。
【目的】 添付した自社の予約データ(CSV)を集計し、月別・予約経路別の件数と売上を把握できる表を作ってください。 【手順】 1. 列名と各列の意味、データ型、空欄の数を確認し、一覧で示す。 2. 予約日の列を使って、対象期間(自社で指定する期間)の行だけを残す。 3. キャンセル済みの行は件数と売上の両方から除く。 4. 予約月×予約経路のクロス集計表を、件数と売上の2種類作る。 5. 前月から大きく増減した経路があれば、上位3つを挙げる。 【守るルール】 ・計算は必ずコードを実行して行い、推測で数字を書かない。 ・判断に迷う行(日付の形式が違う、経路が空欄など)は除外せず、件数を報告する。 ・個人名や連絡先の列は使わず、結果にも表示しない。 ・元のファイルは書き換えない。 【報告】 ・最初に、集計の条件と除外した行の数を書く。 ・クロス集計表を2つ示す。 ・最後に、確認が必要な点を箇条書きで書く。 ・指示があればExcelファイルで出力する。
うまく動かすコツと注意点
うまく集計するコツは、集計の前に列の意味と数える条件をそろえることです。
- 日付の形式(「2026/1/5」と「2026-01-05」など)が混ざっていると集計がずれます。最初の列確認で形式も報告させます。
- 「売上」が税込か税抜か、キャンセル料を含むかなど、列の意味は指示文に明記します。
- 個人情報を含む列は、アップロード前に削っておくのが安全です。
- 結果は必ず1〜2か所、元のデータと照らし合わせます。
- ファイルの作成は通常の会話より利用上限を多く使うと公式ヘルプに書かれています。大きなデータは期間を区切って渡します。
- 毎月同じ集計をする場合は、指示文を保存しておき、CSVだけ入れ替えて使います。
導入チェックリスト
- □ 「Code execution and file creation」がオンになっている
- □ CSVの1行目が列名になっている
- □ 個人情報など不要な列を削った
- □ 期間・除外する行・切り口を文章で決めた
- □ 集計前に列の意味を確認させる手順を入れた
- □ 結果を元のデータと照らし合わせる担当者を決めた
株式会社木立の実践
株式会社木立は、沖縄のリゾートヴィラの企画・運営や不動産、マーケティングの事業で、AIによる業務自動化を実践しています。複数のOTA(Booking.com、楽天トラベル、Airbnbなど)からの宿泊データの自動取得と市場分析、会計ソフトと連携した管理会計レポートの自動化などに取り組んでおり、その土台になるのが、書き出したデータを同じ条件で集計する手順です。集計を定期業務にする考え方はデータ集計・レポート作成の自動化、会計データへの応用は管理会計の自動化、宿泊業での使いどころは宿泊業のAI活用で紹介しています。株式会社木立のAIコンサルティングは、ヒアリング1回でその直後から始められ、決まったマニュアルを使わず、進め方・使うAI・成果物をすべてお客様ごとにオリジナルで設計します。
よくある質問
Excelファイル(xlsx)もそのまま渡せますか?
はい。公式ヘルプでは、xlsxのアップロードにはコード実行とファイル作成の機能をオンにする必要があると案内されています。CSVと同じ手順で集計できます。
集計結果の数字は正しいと考えてよいですか?
Claudeはコードを実行して計算しますが、列の意味や条件の取り違えは起こりえます。合計値など1〜2か所を元のデータと照らし合わせてから使ってください。
グラフも作れますか?
作れます。集計の結果をもとに、棒グラフや折れ線グラフの画像を作るよう指示できます。報告に使う場合は、グラフの題名と期間も入れるよう指示します。
毎月同じ集計を自動にできますか?
CSVを決まった保存先に置く運用にすれば、スケジュールタスクやコネクタと組み合わせて定期実行にすることもできます。まずは手動で集計の条件を固めてから進めます。
まとめ
- ClaudeでのCSV集計は、機能をオンにしてCSVを渡し、条件と出力の形を指示するだけで始められます。
- 集計の前に列の意味を確認させ、結果は元のデータと照らし合わせます。
- 表・グラフ・Excelで受け取り、毎月の報告にそのまま使えます。
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