COLUMN / AI・DX
データ集計・レポート作成の自動化|AIで定期業務をなくす方法
この記事の要点
- データ集計とレポート作成は、「取得→集計→可視化→文章化→共有」の工程に分けると、自動化できる部分が明確になります
- 数字の取得と集計はシステム連携で正確に行い、要約や前回との比較の文章は生成AIに下書きさせる役割分担が効果的です
- 自動化の前に、レポートで誰が何を判断するのかを決めておくと、必要な項目だけのレポートになります
毎週月曜は売上の集計、月初は各部署の実績レポートづくり。こうした定期業務は、担当者の時間を少しずつ、しかし確実に奪っていきます。複数のシステムや表計算ソフトからデータを集めて転記する作業は、自動化の効果が特に大きい領域です。本記事では、データ集計とレポート作成を自動化する考え方と進め方を解説します。
レポート作成を工程に分けて考える
| 工程 | 内容 | 自動化の方法 |
|---|---|---|
| 取得 | 各システムや外部サービスからデータを取り出す | API連携、データの自動取得 |
| 集計 | 部門別・期間別などに集計する | 表計算の関数、集計の仕組み |
| 可視化 | グラフや表にまとめる | ダッシュボード、BIツール |
| 文章化 | 要点や前回との違いをまとめる | 生成AIによる下書き |
| 共有 | 関係者に届ける | メールやチャットへの自動送信 |
数字はシステム、文章はAIに任せる
生成AIは文章の要約や整理が得意な一方、数字を扱う計算や転記では誤りが起きることがあります。そのため、数字の取得と集計はシステム連携で正確に行い、AIにはその結果をもとにした要約や考察の下書きを任せるのが安全です。
自動化の進め方
- 今あるレポートを一覧にし、誰が何を判断するために使っているかを確認する
- 使われていない項目を減らし、必要な指標を絞る
- 元データがどのシステムにあるかを整理し、取得方法を決める
- 取得・集計・可視化を自動化し、数字が手作業の結果と一致するか確認する
- 要約の下書きや共有の自動化を加える
自動化で得られる効果
- 集計や転記の時間がなくなり、担当者が分析や改善に時間を使える
- 転記ミスがなくなり、数字の信頼性が上がる
- 毎日や毎週など、より高い頻度で状況を確認できる
- 担当者が替わってもレポートが止まらない
株式会社木立の実践
株式会社木立では、複数のOTAから宿泊データを自動で取得して稼働率や単価の動向を分析する仕組みや、会計ソフトと連携した管理会計レポートの自動作成を運用しています。データの取得を自動化したことで、手作業では難しかった頻度で状況を確認できるようになりました。 株式会社木立のAIコンサルティングは、ヒアリング1回でその直後から始められ、決まったマニュアルを使わず、進め方・使うAI・成果物をすべてお客様ごとにオリジナルで設計します。
よくある質問
どんなレポートが自動化に向いていますか
毎週・毎月など定期的に作成し、元データが決まったシステムや表計算ソフトにあるレポートが向いています。形式が毎回同じであるほど自動化しやすくなります。
生成AIに集計まで任せても大丈夫ですか
数字の計算や転記では誤りが起きる可能性があるため、集計はシステム側で行い、AIには文章化を任せる役割分担をおすすめします。
複数のシステムにデータが分かれていても自動化できますか
各システムがデータの取り出しに対応していれば、まとめて取得・統合できます。対応していない場合も、出力ファイルの取り込みなど別の方法を検討できます。
自動化した数字が正しいか不安です
導入時に手作業の集計結果と並べて一致を確認し、その後も定期的に抜き取りで確認すると安心です。
まとめ
- レポート作成は取得・集計・可視化・文章化・共有の工程に分けて自動化します
- 数字はシステム連携で正確に、文章の下書きは生成AIに任せます
- 必要な指標を絞ってから自動化すると、使われるレポートになります
社内のデータ集計やレポート作成を自動化したい場合は、AIコンサルティングのページをご覧いただくか、お問い合わせからお気軽にご相談ください。