COLUMN / AI・DX
Claude 音声モードの使い方|声で仕事を進める設定と指示のコツ
この記事の要点
- Claudeの音声モードは、声で話しかけて返事を音声で聞ける機能で、スマホなら手がふさがっている移動中にも使えます。
- 声での指示は、「目的を一言→条件→復唱の確認」の順に伝えると、聞き違いや誤解を減らせます。
- メールの送信や予定の変更など、取り消しにくい操作は、声だけで進めず、画面で確認してから実行します。
移動中や現場にいて手がふさがっているとき、画面を開かずにAIへ指示を出せたら便利です。この記事では、Claudeの音声モードを使って、声で仕事を進める手順と、指示を誤解させないコツを、担当者の方向けにまとめます。朝の予定確認を自動化したい方はClaudeで朝のブリーフィングを自動化もご覧ください。
音声モードとは?できること
音声モードとは、キーボードで文字を打つ代わりに、声でClaudeと会話し、返事も音声で聞ける機能です。公式ヘルプでは、すべてのプランで使えるベータ機能として案内されています(音声モードの公式ヘルプ)。
Claudeのモバイルアプリ、デスクトップアプリ、Webで使え、スマホでの利用に向いていると案内されています。連携済みのツール(Gmail、Googleカレンダー、Googleドキュメント、Slackなど)も、音声モードから使えます。会話の記録は、文字のかたちでチャット履歴に残ります。
準備するもの
準備するものは、スマホのClaudeアプリと、つなぐツールの設定、声を出せる環境の3つです。
準備するもの | 内容 |
|---|---|
Claudeのアプリ | モバイルアプリ(iOS・Android)、デスクトップアプリ、またはWeb |
Claudeのプラン | 公式ヘルプでは全プランで使える(ベータ)と案内。連携できるツールの数はプランで異なる |
連携するツール | Gmail、Googleカレンダー、Slackなど、声で確認したいものだけ |
声を出せる環境 | 周囲の音が大きい場所では、押している間だけ話すモードを使う |
言語の設定 | 音声の言語は、アプリの表示言語とは別に設定する |
設定の手順
設定の手順は、アプリで音声モードを開き、声と言語を選び、話し方のモードを決める順に進めます。
- パソコン(WebやデスクトップのClaude)では、新しいチャットを開き、右下の音波のアイコンを押します。
- スマホでは、文字の入力欄にあるマイクの隣の音波のアイコンを押します。
- 初めて使うときは、声の種類を選びます。あとから設定で変えられます。
- 設定で、音声の言語を日本語にします。アプリの表示言語とは別の設定です。
- 話し方のモードを選びます。初期設定は、話を止めると返事が始まるハンズフリーです。周囲の音が大きい場所では、押している間だけ話すモードにします。
- つないでいるツールがあれば、声で呼び出せるか、短い依頼で試します。例:「今日の午後の予定を教えて」。
- 終わったら、パソコンでは「停止」を押して音声モードを終了し、文字のチャット履歴で内容を確認します。
そのまま使える指示文の例
声での指示は、短く、条件を1つずつ伝えるのが基本です。次は、移動中に今日の予定とメールを確認する依頼を、文字にしたものです。
【目的】
移動中に、今日の予定と急ぎのメールを声で確認する。
【手順】
1. 今日の予定を、時間順に1件ずつ短く読み上げる。
2. 未読メールのうち、返信が必要そうなものを3件まで、差出人の関係と要件を一言で伝える。
3. 最後に、「今日いちばん先に対応すべきこと」を1つ提案する。
【守るルール】
- 数字・日付・時刻は、ゆっくり、はっきり読み上げる。
- メールの送信、予定の変更や削除は、私が「実行して」と言うまで行わない。
- 聞き取れなかった言葉は、推測せず聞き返す。
【報告】
予定、メール、提案の順に、それぞれ短く話す。長くなる内容は「画面で見てください」と伝える。
うまく動かすコツと注意点うまく動かすコツは、声だけで完結させず、確認と実行を分けることです。
- 目的を最初の一言で伝えます。「予定を確認したい」「返信の下書きを作りたい」のように、やりたいことを先に言います。
- 条件は1つずつ話します。長く続けて言うと、聞き違いが起きやすくなります。
- 数字、日付、宛先は、復唱してもらって確認します。
- メールの送信や予定の変更は、声だけで実行させず、画面で内容を確認してから進めます。
- 音声モードのやりとりは、通常のプランの利用上限に含まれます。長く使うときは上限を意識します。
- Claude CoworkやClaude Codeでは、音声モードは使えないと案内されています(文字起こしによる入力は使えます)。使う場面を分けます。
- つないだツールの扱いは、社内の情報管理のルールに合わせます。機密情報の線引きはClaudeで機密情報を扱う線引きで整理しています。
導入チェックリスト
- □ スマホにClaudeのアプリを入れ、音声モードを開けた
- □ 音声の言語を日本語に設定した
- □ 周囲の音が大きい場所用に、押して話すモードを試した
- □ つなぐツールを、声で確認したいものだけに絞った
- □ 送信や変更は「実行して」と言うまで行わない、と指示に入れた
- □ 終わったあと、文字の履歴で内容を確認する習慣をつけた
株式会社木立の実践
株式会社木立は、自社の業務で主にClaudeを使っています。朝のブリーフィング(メール・予定・チャットの要約)や、アクセスの日次レポートのSlack投稿などを、Claudeのスケジュールタスクで毎日動かしています。声で指示し、声で結果を受け取る使い方も、手がふさがっている場面を想定して試しながら運用を整えています。株式会社木立のAIコンサルティングは、ヒアリング1回でその直後から始められ、決まったマニュアルを使わず、進め方・使うAI・成果物をすべてお客様ごとにオリジナルで設計します。
よくある質問
音声モードは無料で使えますか。
公式ヘルプでは、Free、Pro、Max、Team、Enterpriseなど、すべてのプランで使えるベータ機能と案内されています。連携できるツールの数はプランで異なるため、最新の条件は公式ヘルプでご確認ください。
周囲がうるさい場所でも使えますか。
押している間だけ話すモードがあり、公式ヘルプでは騒がしい場所でこのモードが勧められています。電車内などでは、このモードを試してください。
声での指示が聞き違えられたらどうすればよいですか。
目的を先に言い、条件を1つずつ話し、数字や宛先は復唱してもらいます。送信や変更は、画面で確認してから実行するようにしてください。
音声でやりとりした内容は残りますか。
公式ヘルプでは、音声の会話の文字記録がチャット履歴に保存されると案内されています。機密情報を話すかどうかは、社内のルールに合わせて決めてください。
まとめ
- Claudeの音声モードは、声で話しかけて返事を聞ける機能で、スマホでの利用に向いています。
- 声での指示は、目的、条件、復唱の確認の順に伝えると誤解が減ります。
- 送信や変更などの取り消しにくい操作は、画面で確認してから実行します。
声で仕事を進める仕組みづくりの相談は、AIコンサルティング(業務の整理と定着の伴走)で承っています。そのほか、業務に合わせた仕組みづくりのAI開発、消費者の反応にもとづく改善のニューロマーケティングもあります。まずは無料の業務診断、またはお問い合わせからご相談ください。