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ClaudeでExcelを作成する方法|集計表を自動で作る設定と指示文
この記事の要点
- ClaudeでExcelファイル(.xlsx)を作るには、設定の「Code execution and file creation」をオンにし、元データとシートの形を指示します。
- 指示文では「シート構成」「列の順番」「数式で残す列」を先に決めると、毎回同じ形の表ができます。
- できたファイルは会話画面からダウンロードするか、Googleドライブに保存できます。
毎月の売上集計、部署別の経費一覧、問い合わせの件数表。Excelの表を作る作業は、元データを貼り付け、並べ替え、合計を出し、見栄えを整えるという同じ手順の繰り返しになりがちです。この記事では、担当者の方向けに、Claudeに元データを渡してExcelファイルを作らせる設定と手順、毎回同じ形で作るための指示文を紹介します。
ClaudeでExcelを作成するとは?できること
ClaudeでExcelを作成するとは、アップロードしたCSVなどのデータをClaudeが集計し、.xlsx形式のファイルとして仕上げることです。公式ヘルプでは、ClaudeがExcel・Word・PowerPoint・PDFのファイルを作成でき、CSVやTSVなどのデータも処理できると案内されています(公式ヘルプ:Claudeでファイルを作成・編集する)。
仕組みとしては、Claudeが専用の作業環境(サンドボックスと呼ばれる、利用者ごとに切り離された計算環境)でプログラムを動かし、データの集計とファイルの書き出しを行います。そのため、合計や平均を計算するだけでなく、複数のシートに分ける、数式を入れておく、グラフの画像を添えるといった指示にも対応できます。
準備するもの
必要なのは、ファイル作成の設定と元データ、そして「どんな表にしたいか」の見本です。今使っているExcelの表があれば、それがそのまま見本になります。
| 準備するもの | 内容 |
|---|---|
| Claudeのプラン | 公式ヘルプでは、ファイル作成はFree・Pro・Max・Team・Enterpriseで使えると案内されています。定期実行する場合は有料プランが必要です |
| 設定 | 「Code execution and file creation」がオンになっていること(初期設定でオン) |
| 元データ | 業務システムから書き出したCSVやExcel。公式ヘルプではファイルの上限は30MBです |
| 表の見本 | シートの分け方、列の順番、合計行の位置などを決めたメモまたは既存の表 |
| コネクタ(任意) | 元データがGoogleドライブにある場合はGoogleドライブのコネクタ |
設定の手順
設定は数分で終わります。最初は小さなデータで試し、表の形が定まってから指示文を固定します。
- Web版またはデスクトップ版のClaudeで「Settings」を開き、「Capabilities」で「Code execution and file creation」がオンになっているかを確かめます。Team・Enterpriseでは組織のオーナーが「Organization settings」の「Capabilities」で設定します。
- 新しい会話を開き、元データのCSVをアップロードします。個人情報など不要な列は、可能なら事前に削っておきます。
- 下の指示文を参考に、シート構成と列の順番を書いて送信します。
- できたファイルを会話画面からダウンロードし、Excelで開いて合計や件数を元データと照らし合わせます。
- 直したい点(列の幅、並び順、合計の位置など)を同じ会話で伝え、作り直してもらいます。
- 形が定まったら、最終的な指示文をメモに保存します。毎月使う場合はプロジェクトの指示として登録しておくと便利です。
- 元データが決まった場所に置かれるなら、スケジュールタスクで定期的に作成させることもできます。
そのまま使える指示文の例
毎回同じ形の表を作るには、シート構成と列の順番を指示文に書き切ることが大切です。次の例の「自社の〜」の部分を置き換えて使ってください。
【目的】 添付した自社の売上明細(CSV)から、先月の部署別集計表をExcelファイル(.xlsx)で作る。 【手順】 1. CSVを読み込み、日付が先月の行だけを対象にする。 2. 「集計」シート:列は左から「部署」「件数」「金額」「構成比」。金額の大きい順に並べ、最下行に合計を置く。 3. 「明細」シート:対象にした行を元の列のまま載せる。 4. 「作成メモ」シート:対象期間、元データの行数、除外した行とその理由を書く。 5. ファイル名は「部署別集計_対象年月.xlsx」にする。 【守るルール】 ・合計行と構成比は、値ではなくExcelの数式で入れる。 ・金額は3桁区切り、構成比はパーセント表示にする。 ・部署名が空欄の行は集計に含めず、作成メモに件数を書く。 ・元データにない数字を補ったり推測したりしない。 【報告】 ・作成したファイルを渡し、合計金額と対象行数を会話に書く。 ・除外した行があれば、その件数と理由を添える。
うまく動かすコツと注意点
うまく動かすコツは、「合計を数式で残す」「作成メモを付ける」の2点を指示に入れることです。数式が残っていれば人が計算の中身を確かめられ、作成メモがあれば何を除外したかが後からわかります。
- できた表の合計と件数は、最初の数回は元データと照らし合わせて確認します。
- ファイル作成は通常の会話より利用上限を多く使うと公式ヘルプで案内されています。大きなデータは期間を区切って渡すと安定します。
- 公式ヘルプでは、外部のファイルやサイトに仕込まれた指示によるリスクも説明されています。出どころのわからないファイルは渡さないようにします。
- 定型の指示文は部署で共有すると、担当者が変わっても同じ表が作れます。共有の仕方はプロンプトを社内で共有・標準化する方法を参考にしてください。
- 集計から報告までをまとめて自動化したい場合はデータ集計・レポート作成の自動化もあわせてご覧ください。
導入チェックリスト
- □ 「Code execution and file creation」がオンになっている
- □ 作りたい表の見本(シート構成と列の順番)を決めた
- □ 元データから不要な個人情報の列を削った
- □ 合計を数式で残す指示を入れた
- □ 作成メモのシートを付ける指示を入れた
- □ 初回の合計と件数を元データと照らし合わせた
- □ 完成した指示文を保存・共有した
株式会社木立の実践
株式会社木立では、会計ソフト(freee 等)と連携した管理会計レポートの自動化や、経営の数字を毎日確認できるダッシュボードの運用など、数字を扱う業務でAIによる自動化を実践しています。こうした業務では、「毎回同じ形で出す」「計算の中身を後から確かめられる」ことが信頼の土台になります。この記事の指示文で数式と作成メモを重視しているのもそのためです。株式会社木立のAIコンサルティングは、ヒアリング1回でその直後から始められ、決まったマニュアルを使わず、進め方・使うAI・成果物をすべてお客様ごとにオリジナルで設計します。
よくある質問
無料プランでもExcelファイルを作れますか?
公式ヘルプでは、ファイルの作成はFree・Pro・Max・Team・Enterpriseの各プランで使えると案内されています。定期的に自動で作らせるスケジュールタスクは有料プランが対象です。
作ったファイルはどこに保存されますか?
会話画面からダウンロードするか、Googleドライブに保存できます。公式ヘルプでは、作成したファイルはその会話の中でダウンロードできると案内されています。
数式入りの表も作れますか?
指示文で「合計は数式で入れる」のように伝えると、数式を残した形で作れます。できたファイルを開き、セルに数式が入っているかを確かめてください。
社内の機密データを渡しても大丈夫ですか?
社内ルールで扱ってよいと決めたデータに限り、不要な個人情報の列は削ってから渡すのが基本です。Team・Enterpriseでは、組織のオーナーがファイル作成機能やネットワークの利用範囲を管理できます。
まとめ
- ClaudeでExcelを作るには、「Code execution and file creation」をオンにして元データを渡します。
- シート構成・列の順番・数式で残す列を指示文に書くと、毎回同じ形の表ができます。
- 初回は元データと照らし合わせて確認し、形が定まったら指示文を保存して使い回します。
自社の定型資料をClaudeで自動作成する仕組みづくりは、株式会社木立のAIコンサルティングでご支援しています。お気軽にお問い合わせください。