COLUMN / AI・DX
プロンプトを社内で共有・標準化する方法|AI活用の品質をそろえる
この記事の要点
- プロンプト(AIへの指示文)を業務ごとに型にして共有すると、使う人による出力の品質の差が小さくなります
- よいプロンプトの型には、目的、前提となる情報、出力の形式、注意点を明記します
- 共有場所と改善の手順を決め、使いながら更新していくことで、社内の資産として育ちます
同じ生成AIを使っていても、うまく使いこなす人とそうでない人の差が大きいと感じることはないでしょうか。その差の多くは、AIへの指示文であるプロンプトの書き方から生まれます。うまくいったプロンプトを社内で共有・標準化すれば、誰でも同じ品質でAIを使えるようになります。本記事では、その具体的な方法を解説します。
プロンプトの共有が必要な理由
- 使う人によって出力の品質がばらつくのを防げる
- 一から指示を考える時間がなくなり、すぐに使える
- AIに詳しくない社員でも活用しやすくなる
- 担当者が替わっても同じ品質で業務を続けられる
よいプロンプトの型
| 要素 | 書く内容 | 例 |
|---|---|---|
| 目的 | 何のための出力か | 顧客への返信文を作る |
| 前提 | AIが知っておくべき情報 | 会社の立場、顧客の状況、使ってよい情報 |
| 出力形式 | 形式や長さ、構成 | 300字以内、敬語、結論から書く |
| 注意点 | 避けること、確認すべきこと | 料金は記載しない、事実は元資料に合わせる |
共有・標準化の進め方
- 各部署でよく使う業務を洗い出す
- 業務ごとに、うまくいったプロンプトを集める
- 目的・前提・出力形式・注意点の型に整理する
- 社内の誰でも見られる場所にまとめ、業務名で探せるようにする
- 使った人の改善案を反映し、定期的に更新する
標準化で気をつけること
プロンプトを固定しすぎると、状況に合わない出力が出ても気づきにくくなります。型はあくまで出発点とし、業務の状況に合わせて調整してよいことを周知しておきます。また、出力の最終確認を人が行う手順も、プロンプトの型とあわせて記載しておくと安全です。
株式会社木立の実践
株式会社木立では、ヴィラ運営の掲載ページの文章やWebサイトの記事運用など、くり返し行う業務でAIへの指示の型を整えながら活用を広げてきました。業務ごとに必要な指示の内容は異なるため、お客様の業務に合わせて一から設計します。 株式会社木立のAIコンサルティングは、ヒアリング1回でその直後から始められ、決まったマニュアルを使わず、進め方・使うAI・成果物をすべてお客様ごとにオリジナルで設計します。
よくある質問
プロンプトの共有はどこで行えばよいですか
社内の共有ドキュメントやナレッジ共有の仕組みなど、社員が普段から見る場所にまとめるのが効果的です。業務名で探せるように整理しておくと使われやすくなります。
プロンプトを標準化するとAIの出力は画一的になりませんか
型を出発点にして、状況に合わせて調整してよいことを周知すれば画一的にはなりにくくなります。形式や注意点をそろえることで、品質の最低ラインを保てます。
よいプロンプトの条件は何ですか
目的、前提となる情報、出力の形式、注意点が明確に書かれていることです。AIが迷う余地が少ないほど、狙った出力が得られやすくなります。
プロンプトはどのくらいの頻度で見直すべきですか
使う人から改善案が出たときや、業務の内容が変わったときに見直します。利用するAIを変えた場合も、出力を確認して調整すると安心です。
まとめ
- プロンプトを業務ごとに型にして共有すると、出力の品質がそろいます
- よい型には、目的・前提・出力形式・注意点を明記します
- 共有場所と改善の手順を決め、使いながら更新して社内の資産にします
社内のAI活用の型づくりや定着を進めたい場合は、AIコンサルティングのページをご覧いただくか、お問い合わせからお気軽にご相談ください。